韓国軍内部から批判の声!― GSOMIA 破棄でレーダーが届かない!重大な情報を失う―

ご意見・ご感想が製作の励みになります。チャンネル登録はこちら↓
http://www.youtube.com/channel/UCOHjxgf8CpNyg6gRMk8vurg?sub_confirmation=1

2019年8月23日、韓国政府は、日韓軍事情報包括保護協定 GSOMIA の破棄を正式に日本に通知した。これに対し、韓国東亜日報は、「韓国の軍内部から、すぐに懸念の声が上がっている。北朝鮮の核・ミサイル発射などの挑発行為に、対処できない可能性がある」と報じた。そもそも GSOMIA は、2016年の締結以後、日韓で29件の情報を交換してきた。おもに、日本は衛星写真、レーダー情報を提供し、韓国は、人的に収集した情報・分析など提供し、共有している。日本は、赤外線映像(ISR)解析能力のある衛星7基を運用している。さらに、1000キロ離れた位置から弾道ミサイルを、レーダー探知可能なイージス艦6隻、地上レーダー4基を備えている。日本の情報収集能力は高水準で、偵察能力は日本と韓国で非常に大きな差があるのだ。韓国は、日本からの重大な情報を失うことになる。韓国軍の消息筋は、「GSOMIA の破棄は、納得し難い決定だ」と語った。ここ最近、北朝鮮は、迎撃が困難な「新型対南短距離打撃戦力3点セッ」トの戦力化を急いでいる状況だ。韓国軍の消息筋は、「北朝鮮が、実戦配備したKN-23新型短距離弾道ミサイル(SRBM)と配備予定の新型大口径操縦放射砲、北韓版エイタクムス(ATACMS)など、新型短距離3種セットに対応するためには、米国と日本から最大限に情報を得ることが必要だった」と指摘した。実際、韓国軍の対応能力に限界が示された事例がある。7月25日、北朝鮮が KN-23新型SRBM 2発を撃った時、韓国軍は射程距離と着弾点を誤って発表した。翌日になって、日本から提供された情報に基づいて、正確な着弾点に修正を行なったのだ。
北朝鮮のミサイル発射に対しては、地球の曲率により、韓国軍の弾道弾早期警報レーダーでは「死角地帯」が生じてしまう。一方、日本は、陸上レーダーと海上のイージス艦が、この方向のミサイルを最後まで追跡することができ、正確に把握できるのだ。韓国軍には、どうても物理的に情報を得ることができない死角が存在する。このため、日本からの情報提供は、必須なのだ。韓国軍部から、GSOMIA の破棄に対して批判の声があがるのは、当然のことである。日韓の識者の意見を見てみよう。千英宇(チョン・ヨンウ)元青瓦台(大統領府)外交安保首席秘書官は「数兆ウォン(数千億円)に達する日本の衛星7基が収集した映像情報を、ただで利用できるのというのに、GSOMIA の破棄は、自殺行為だ」と厳しく批判した。金沢工業大学虎ノ門大学院の伊藤俊幸教授は「文氏は、北朝鮮スパイの摘発部局をつぶすなど、従北姿勢を見せている」「韓国軍部は、日米韓3カ国の安全保障の基盤が揺らぐのを危惧している」「現役の軍人らの生の声も届いていないようだ」と指摘した。また、元韓国国防省の北韓分析官で、拓殖大学主任研究員のコ・ヨンチョル氏は「現役の将官らの100%近くが、まさかと失望しているはずだ」「退役軍人団体らが、文氏に猛抗議する。GSOMIA 破棄を見直すべきだとの韓国世論が喚起され、文降ろしにつながる可能性が出てきた」と指摘した。