ベトナム副首相が北朝鮮を訪問へ 米朝首脳会談に向け準備か NHKニュース

今月末に開かれる2回目の米朝首脳会談を前に、ベトナムの副首相兼外相が12日から北朝鮮を訪問することになり、米朝首脳会談に向けた準備について北朝鮮指導部と調整を進めるものとみられます。

ベトナム外務省は11日、ファム・ビン・ミン副首相兼外相が12日から14日までの日程で北朝鮮を訪問すると発表しました。

ベトナム外務省は訪問の目的など詳しいことは明らかにしていませんが、2回目の米朝首脳会談が今月27日と28日にベトナムの首都ハノイで開かれることから、ミン副首相兼外相は、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の警備やベトナム指導部との会談などについて、北朝鮮指導部と調整を進めるものとみられます。

北朝鮮にとって、ベトナムは伝統的な友好国の1つです。ベトナムが南北に分断されていた1958年には、北朝鮮のキム・イルソン(金日成)主席が北ベトナムを訪問し、その後のベトナム戦争で北朝鮮は社会主義陣営の一員として参戦しています。

一方、ベトナムは、社会主義体制を維持しつつも経済を開放する路線にかじを切り、かつて戦争をしたアメリカとも貿易を拡大して発展を続けています。

このため、今回の首脳会談の開催地としてベトナムが選ばれた背景には、トランプ大統領がキム委員長に対し「北朝鮮も核を放棄すればベトナムのようになれる」と強調するねらいもあるとみられています。