2018.11.01東京連続集会103_02◆北朝鮮の「水爆」は広島型の10倍の爆発力 西岡力(司会、救う会会長)

去年9月の6回目の核実験は恐るべきものでした。アメリカも相当緊張した筈です。何と爆発力は160キロトン。広島に落ちた爆弾は15キロトンです。広島の10倍の爆発力を持つ核爆弾を北朝鮮は持ったのです。これは北朝鮮の発表ではなく、日本の防衛省の発表です。
 北朝鮮は「水爆だ」と言いました。防衛相は「水爆の可能性もある」と。この他に強化爆弾というのがあります。原子核の中に二重水素、三重水素を入れて爆発力を強化する。それかもしれない。あるいは普通の原爆でもそのくらいの爆発力を出すことができる。この3つの可能性を防衛省は言っていました。
 とにかく広島の10倍の爆発力を持つ核兵器を北朝鮮は持ったのです。それは事実です。証明もされている。
 そしてアメリカの本土まで届くには2つ必要です。小型化しなくてはならない。爆弾は持ったが、それを弾頭にするには1トン以下にしなければならない。それができているかどうかが1点。
 そしてもう一つはアメリカ本土まで届くミサイルにしなければならない。この2つがクリアーされればアメリカ本土が核攻撃できる。金正恩氏が持つことになる。それで緊張が高まった。
 既に日本を射程に入れたノドンミサイルは1994年に発射実験が終わっていて、実戦配備されています。トランプ大統領のような日本ファーストの政権が日本にできていたら、94年の時点で経済制裁をし、自衛隊が北朝鮮を囲まなければいけなかったかもしれない。
 それだけの危機だったのですが、当時の政権はノドンミサイルの実験をなかったことにして隠しました。だから何もパニックは起きなかったのです。そして日本の安全保障にとっても、アメリカまで届くミサイルを北朝鮮が持ってしまうというのは危機です。
 日本に届くミサイルを北朝鮮は持っているが、もし撃ったらアメリカが撃ち返す。だから金正恩は日本に撃てないというのが核の傘ですが、金正恩がアメリカ本土まで届く核を持ったとなると、日本を守るためにアメリカを犠牲にするだろうか。
 日本が撃たれた。それに対してアメリカが撃ったら、金正恩がワシントンを撃つかもしれない。そうなると抑止力、核の傘に穴が開くかもしれない。フランスのド・ゴール大統領は、ソ連がアメリカ本土まで届くミサイルを持った時、核の傘に穴が開いたと言って独自の核武装をしたんです。イギリスもそうでした。それと同じことが既に中国で起きているんですが、北朝鮮でも起きる直前まで来ている。
 北朝鮮は去年7月に火星14というアメリカの西海岸まで届くミサイルを発射しました。ロフテッド軌道で撃ったのです。高く上がって日本海に落ちましたが、計算し直してみるとアメリカの西海岸まで届くところまで来ている。
 もちろんこのミサイルが大気圏に再突入した時、弾道が正常に稼働しているかどうか。その技術がまだ完成していないかもしれない。そして核の方では小型化できているかどうか。ミサイルでは再突入技術があるかどうか。この2つが揃えば少なくとも西海岸は射程に入る。

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