北朝鮮の予想もしなかった光景

空港を出発する時には、日が落ち始めていた。小麦やトウモロコシの畑を抜けて市街地に向かった。数十分、車を走らせた。バスや乗用車が行き交い、タクシーも走っていた。ガソリンスタンドにも車が列をつくっている。国際社会が制裁によって対北朝鮮包囲網を強めているはずだが、あまり影響を受けているようには見えない。
 夕闇が広がると、高層マンションには明かりがともり、モニュメントのライトアップが始まった。市中心部で30年以上にわたり未完成のままになっている105階建ての「柳京ホテル」の頂上には、北朝鮮国旗が映し出されていた。平壌でも停電がよく起きたと聞いていたが、電力事情は改善されているようだ。
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