【日本ニュース】北朝鮮「瀬取り」で制裁決議違反か 船から船へ積み荷 米指摘

アメリカの国連代表部は、船から船に積み荷を移すいわゆる「瀬取り」で、北朝鮮が制裁決議で定められた量を上回る石油精製品を輸入していると指摘し、制裁委員会に対して輸出の停止を各国に通達するよう求めています。
これはアメリカの国連代表部が12日、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会に提出した文書と衛星写真から明らかになったものです。

NHKが入手した文書によりますと、北朝鮮はことし1月から5月までに、いわゆる「瀬取り」で石油精製品を少なくとも89回輸入し、去年12月の安保理決議で上限として定められた年間50万バレルの輸入量をすでに上回ったということです。

また、ことし4月に北朝鮮西部のナンポ(南浦)で撮影された衛星写真には、その2か月前に、東シナ海の公海上で瀬取りに関わった疑いがあるタンカーが停泊しているのが確認されており、「瀬取りで積み替えた石油精製品を北朝鮮の港に運んだことを示している」と指摘しています。

アメリカは制裁決議に違反しているとして、制裁委員会に対して輸出の停止を各国に通達するよう求めています。

北朝鮮への制裁をめぐっては、朝鮮半島情勢の緊張緩和の流れを受けて、北朝鮮と関係の深い中国やロシアから圧力を緩めることを検討すべきだという声が上がっていることから、新たな制裁決議違反だとするアメリカの主張を受けて、今後、制裁の着実な実施にどう影響するのか注目されます。
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